環境事業 脱炭素カードゲームレポート

危機感を「自分事」に。脱炭素体感型カードゲームが変える企業研修の新しい形@2025年9月30日

脱炭素ケードゲーム20250930

専門性を超えて全社員の行動変容を促す「脱炭素」へのアプローチ

2025年9月30日、大阪で脱炭素カードゲームを実施いたしました。

カーボンニュートラル実現に向けた社会変革は、企業にとっても待ったなしの経営課題です。しかし、「脱炭素」というテーマは専門性が高く、環境部門や特定部署のみの課題として捉えられがちではないでしょうか。全社員が共通認識を持ち、日々の業務で脱炭素を意識し、行動変容を起こすことが、企業価値向上と持続的な成長には不可欠です。

当社は、この課題を解決するため、脱炭素社会への移行プロセスをシミュレーションする体感型企業研修プログラムとして、カードゲームを提供しています。この度、異業種からの参加者を集めたオープン研修を実施いたしましたので、その模様と、参加企業の人事・経営層の皆様にとっての導入メリットをレポートいたします。

イベント詳細

日時:2025年9月30日(火) 18:00~20:30(受付17:30〜)
会場:大阪大学中之島センター5F いのち共感ひろば

導入事例レポート:なぜ今、「体感型」研修が企業に求められるのか

座学による企業研修では、知識のインプットは可能でも、知識を「判断材料」として活用し、「戦略を立てる」という実践的なプロセスを学ぶことは困難です。特に脱炭素のような複雑な課題解決においては、多角的な視点と部門横断的な連携が求められます。

1. リアルな課題設定が生む「高い学習効果」

当社の脱炭素カードゲームは、参加者一人ひとりが、企業、自治体、市民といった異なるアクター(役割)を担い、それぞれの立場でCO2排出量削減と経済成長の両立を目指します。

ゲームは全4ラウンドで構成され、参加者は各ラウンドで知恵を絞りながら多様なアクションを実行します。自然災害といった外的要因も加わるため、刻一刻と変化する状況下で、目標達成のために「何を優先し、何を諦めるか」というリアルな戦略的判断が求められます。

この体感型学習を通じて、参加者は以下の3点を深く理解します。

  • 脱炭素の難しさとトレードオフ:環境と経済のバランスの取り方。
  • 他者との連携の重要性:自分の行動が社会全体に与える影響。
  • 長期的な視点の必要性:短期的な利益追求が将来の環境負荷になるリスク。

2. 部署の壁を越えるコミュニケーション促進

企業研修として導入する最大のメリットの一つは、部門横断的なコミュニケーションの活性化です。ゲーム中、参加者は他者の状況を把握し、協力や交渉を繰り返し行います。これは、普段は接点のない部署間(例:製造部門と広報部門)の相互理解を深める貴重な機会となります。

「自社の脱炭素戦略の課題が明確になった」「他部署が抱える制約を知ることができた」といった感想は、まさに体感型研修ならではの成果であり、組織の柔軟性と連帯感を高めることにつながります。

企業経営層・人事担当者へ:体感型環境教育がもたらす組織変革

体感型企業研修は、単なる環境教育に留まりません。企業の未来を担う人材の育成という観点から、以下のような導入効果が期待できます。

  • 戦略的思考力の強化: 複雑な情報の中で優先順位をつけ、限られたリソースを最適配分する能力が養われます。これは、脱炭素に限らず、あらゆる経営課題に対応するための基礎力となります。
  • エンゲージメントの向上: 企業が脱炭素という社会的な課題に真摯に向き合っていることを、社員自身が実感することで、企業への帰属意識と仕事への主体性が高まります。
  • イノベーションの土壌: 「どうすれば目標達成できるか」という建設的な議論が部署を超えて発生することで、新しい視点やアイデアが生まれやすい企業文化が醸成されます。

脱炭素への取り組みは、企業のレジリエンス(回復力)とブランド力を高める鍵です。難解なテーマを「楽しく、深く、実践的に」学べる体感型カードゲーム研修は、貴社における次世代のリーダー育成と企業変革のための有効なツールとなるでしょう。

貴社に最適な研修プログラムの設計、そして脱炭素経営への第一歩となる企業研修の実施について、お気軽にご相談ください。

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fukunaga

ジョブオール代表。環境と広報の専門家。脱炭素カードゲーム開催数日本No.1ファシリテーター。環境省認定制度 脱炭素アドバイザー ベーシック。一般社団法人 日本SDGs協会 広報局長。全国で講演活動中。学生時代はバンドマン。20代はIT起業、30代は家業のDX化、40代は経済団体で地域経済貢献。趣味はランニング、2025年12月フルマラソンチャレンジ。

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