環境コラム 環境事業

【40代経営者必読】もはや「知らない」では済まされない。世界のルール変更と、中小企業が“今”打つべき一手

アクション3:「環境価値」を事業の新たな柱に据える

環境対応は、もはやコストではありません。新たな収益を生み出す「価値創造」の源泉です。

  • 自社製品・サービスに「環境」という付加価値を
    例えば、「この製品は、100%再生可能エネルギーで作られています」「このサービスは、従来比でCO2排出量を50%削減します」といった価値を明確に打ち出すのです。環境意識の高い顧客や取引先は、必ず評価してくれます。
  • サーキュラーエコノミー(循環型経済)への挑戦
    これまで「ごみ」として捨てていたものを、「資源」として活用できないでしょうか。廃棄物の再利用、製品の長寿命化、修理サービスの提供など、循環型経済には中小企業だからこそ挑戦できるビジネスチャンスが無限に眠っています。
  • 情報を発信し、ブランドを構築する
    これらの取り組みを、ウェブサイトやSNS、あるいは我々のような専門家と連携して積極的に発信しましょう。「環境問題に本気で取り組む企業」というブランドイメージは、採用活動においても優秀な人材を惹きつける強力な武器となります。

結論:未来は悲観するものではなく、自ら創り出すもの

世界は今、大きな転換点を迎えています。それは、まるで嵐の海のようです。しかし、優れた船乗りが嵐を乗りこなすように、優れた経営者はこの変化を乗りこなし、新たな航路を発見します。

今回提案した3つのアクション、

  1. エネルギーコストの見直し
  2. サプライチェーンの再構築
  3. 環境価値の創造

これらは、決して難しいことではありません。すべては、あなたの足元から始まる、具体的かつ着実な一歩です。この一歩が、10年後、20年後のあなたの会社を支える太い幹となります。

私たちは、環境事業のプロフェッショナルとして、この歴史的な転換期に挑むすべての中小企業経営者の羅針盤となり、航海を共にするパートナーでありたいと願っています。

変化の時代を、共に生き抜き、未来を創りましょう。

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fukunaga

ジョブオール代表。環境と広報の専門家。脱炭素カードゲーム開催数日本No.1ファシリテーター。環境省認定制度 脱炭素アドバイザー ベーシック。一般社団法人 日本SDGs協会 広報局長。全国で講演活動中。学生時代はバンドマン。20代はIT起業、30代は家業のDX化、40代は経済団体で地域経済貢献。趣味はランニング、2025年12月フルマラソンチャレンジ。

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