
こんにちは。
環境と広報の会社「株式会社ジョブオール」広報担当の松野です。
SNSの中の人として日々投稿を続けていると、「ネタが出てこない日」は、必ず訪れます。
でも実は、その“何もない日”にこそ、企業の体温や中の人の声が最も自然に伝わるチャンスがあるんです。
今回は、そんな日にも迷わず投稿できて、しかも“企業広報としての温度感”を損なわないアイデアをご紹介します。
「投稿することが目的」になっていませんか?
多くの広報担当が陥るのが、「今日は投稿しなきゃ」という義務感だけでアカウントを動かす状態。
でもSNSは“日報”ではありません。
投稿のたびに「何が伝わるのか」「何が残るのか」を設計することが、広報の仕事です。
たとえば、「1年前の投稿を再掲する」という行為一つ取っても
ただの手抜きではなく、「変化を可視化すること」や「見逃していた人に再接触する」という立派な広報目的があります。
思考停止しないための4カテゴリ
「ネタがない日」のために、私たちが実際に現場で提案しているのが以下の4タイプ。
それぞれが“なぜ広報として効果があるのか”を踏まえながら、順にご紹介します。
1. 過去の投稿を掘り起こす

「1年前はこうだった」
「昔はこういうことをしていた」
こういった振り返り投稿は、企業の“成長”や“継続性”の証明になります。
SNSは流れが速い分、情報が埋もれがち。
だからこそ、過去を引き上げる投稿は“資産の再発掘”という意味を持ちます。
例:「ちょうど1年前の今日は初めて〇〇を試した日でした。今では当たり前に」
→ 自社の変化が自然と伝わる。
2. 日常の“気配”を見せる

「この投稿、実は3時間悩みました」
「今日は◯◯さんが早朝から一人で準備してました」
こうした裏話や小さな感謝の言葉は、投稿ネタに困っているときにこそ価値を持ちます。
なぜなら、フォロワーが知りたいのは、製品や成果だけでなく、“その奥にいる人の姿”だから。
→ 自然な語り口で人間味を出すことが、信頼を築く最短距離。
3. 他者を巻き込む

「皆さんはどうしてますか?」と聞いてみる。
「この取り組み、すごく参考になります」と他社を紹介してみる。
これらの投稿は、自社だけで完結せず、フォロワーや社会との接点を見せることができます。
広報は発信だけでなく、“対話”の起点にもなるべき。
投稿がきっかけで生まれるリアクションが、次の関係構築を生みます。
4. あえて何気なさを投稿する

「今日は“〇〇の日”らしいですね。仕事とは関係ないけど、ちょっと嬉しい日です」
「静かな1日なので、今日は静かに終わります」
こうした投稿は一見“意味がなさそう”に思われがちですが、
“無理に何か言わない誠実さ”が信頼になるケースもあります。
企業SNSが“テンプレ感”を出してしまう理由の多くは、「無難な投稿」で埋めようとするからです。
何気ない投稿でも、“空気を共有する”意識があれば、十分意味のあるコンテンツです。
「ネタ切れ」は広報のチャンスです

ネタがない日も、伝える価値は、必ずどこかに眠っています。
それを“発見できる仕組み”があれば、SNS運用はもっとラクに、もっと楽しく続けられるようになります。
私たちは、広報の現場で「続けられる工夫」を一緒に考え、仕組みに落とし込むお手伝いをしています。
「こういうことで悩んでて…」
「どこから見直せばいいか分からなくて…」
そんな状態でも大丈夫です。何を話せばいいか分からなくても、最初の一歩からご一緒します。
広報に“迷ったときの相談先”として、まずは気軽に話してみませんか?

・広報活用メルマガ発行元
株式会社ジョブオール